経済産業大臣
世耕 弘成 様
放射性廃棄物の県外処分に係る申し入れ
東京電力福島第一原子力発電所の事故により、福島県民、特に 発電所周辺の住民は深刻かつ甚大な被害を受け、今なお、多くの 県民が避難を余儀なくされ、見えない放射線や廃炉作業に不安を 抱き、また、風評に苦しんでいる。
福島の復興・再生、そして住民の帰還が着実に進む中、福島県 の将来に向け更なる負担を強いることのないよう、次のとおり申 し入れる。
燃料デブリについては、世界の英知を結集し、安全かつ確実に 取り出すこと。
燃料デブリや使用済燃料などの放射性廃棄物については、原子 力政策を推進してきた国の責任において処分方法の議論を進め、 県外において適切に処分すること。
平成28年8月29日
福島県知事 内堀 雅雄
いわき市長 清水 敏男
田 村 市 長 冨塚 宥暻
南相馬市長 桜井 勝延
川 俣 町 長 古川 道郎
広 野 町 長 遠藤 智
楢 葉 町 長 松本 幸英
富 岡 町 長 宮本 皓一
川 内 村 長 遠藤 雄幸
大 熊 町 長 渡辺 利綱
双 葉 町 長 伊澤 史朗
浪 江 町 長 馬場 有
葛 尾 村 長 松本 允秀
飯 舘 村 長 菅野 典雄